東洋医学についてと私の思い
院長の山下よしえです。 私は地元足立区千住で30歳から6年間鍼灸院を営んでいました。結婚出産を期に産休に入り、その間も細々と往診治療を行っていました。そして長い準備期間を得て恵比寿にて開業することになりました。また鍼灸院で働けること、自分を救ってくれた鍼灸治療を患者さんに施せることがとても嬉しいです。
ここでちょっと、私の鍼灸施術のベースになっている東洋医学(中医学)のお話しを少しお伝えしたいと思います。
皆さん、東洋医学って聞くとどういうイメージですか? 「本当に効くの?即効性はないんでしょ?」 と、いう感じでしょうか。 結論から言うと胡散臭くなく、本当に効いて、即効性もあります。ただ、お辛い症状が鍼をして直後に良くなる方もいれば、数回治療して良くなる方もいます。これは、個人差がでます。 |
東洋医学では、健康であるとは「気・血・津液(き・けつ・しんえき)がとどこおりなく身体をめぐっている状態の事を言います。
気とはエネルギー、血・津液とは栄養分です。 経絡(けいらく)という通路をめぐって全身に栄養を巡らせます。 身体の不調はこの3つ気・血・津液が行き届かないときにおこります。では、なぜ栄養が届かなくなるのでしょうか? |
その一つは、 ①何かが邪魔をして栄養が届かない。 水道のホースに大きめの石を入れると水が石でふさがれて水が通りませんよね。そのような状態です。 →この病態を実証(じっしょうといいます) もう一つは、 ②栄養がもともと体内に少ない方。流す水が少ないからから栄養が届けられない。 →この病態を虚証(きょしょうといいます) 大きく分けるとこの2つの病態に分けられます。
外の気温気候(環境)・自分の感情(精神的)や不適切な食事・それ以外のけが、疲労などが原因で栄養の流れをさえぎる物ができてしまったり、体内の栄養が少なくなって流れにくくなります。 腰痛だったら腰に栄養がいかない。不妊症だったら子宮(胞宮)に栄養が巡りにくくなっているということです。 私たち鍼灸師はなぜ患者さんの不調が出ている身体部位に栄養がいかなくなっているのか、患者さんとの問診や触診(切診)を通して多くの情報を収集して、病の原因をあぶり出していきます。なので、初診はで3時間ほどかかります。 そしてそれらを総合判断して、鍼やお灸をどこに施すか決定し、1~3本の少数の鍼やお灸をして全身に効かせます。 このような考えの元鍼灸施術をおこなっております。 TEL:070-5021-9679 |